ハングルの杜

日本語Windowsでも使える
韓国産/ハングル関連オンラインソフトのダウンロード・ページ


ここでは、日本語版のWindows 9x/NTでも便利に活用できる、ハングル内蔵型を中心とした韓国のオンラインソフト、ならびに日本産を含むハングル関連オンラインソフトをご紹介しています。

TOKEN (ハングル内蔵telnet通信ソフト) Ver. 1.30

 日本語を含むハングル以外のWindows上でもハングルによるパソコン通信を可能にする、ハングル内蔵・telnet対応の通信ソフトです。仁荷大学校のChoung Shik Parkさんによるフリーソフトウェアで、旧称 "Telnet InHangeul" ですが、モデム接続にも対応してTOKENと改名しました。
 Parkさんよりここへのファイル登録をご快諾いただきました。ありがとうございます。

 シンプルで美しい画面と、軽快な動作が特徴です。機能のほうも至ってシンプルで、たとえばバックスクロールもできませんしオートログインの機能もありませんが、その分操作は理解しやすいでしょう。
 標準の設定で、CHOLLIANをはじめHiTEL・Nownuri・UNITELの4大パソコン通信にそのままtelnetで接続できます(もちろんIDが必要ですが)。韓国のパソコン通信で画面装飾などに広く用いられているANSIエスケープシーケンスにも対応し、ZMODEMプロトコルによるバイナリファイルの自動ダウンロードも可能です。
 ハングル入力は2ボル式、3ボル式3-90、同最終字板に対応しており、ハングル入力と英数入力の切り替えは、<Shift+Space>キーで行います。 

 日本語Windowsで完全に動作可能なハングル通信ソフトは、これだけです。とくにインストーラはハングル版以外のWindowsでも動作するように配慮されていますし、操作方法などを解説したドキュメントはbmpファイルになっていますので、ハングルテキストブラウザがなくても読めます。

 作者のParkさんによれば、現在、バージョン2.0へ向けて作業中とのことです。期待しましょう。

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Madang (MS統合型ハングル対応テキストエディタ) Ver. 1.4

 Madangエディタ(グループC-Engineer作、シェアウェア)は、ハングル入力・表示機能内蔵のテキストエディタです。DOS時代(93年頃まで)には「VADA」や「SAN」といった数多くのハングル内蔵型エディタがありましたが、Windows上ではそれほど多くありません。数少ないWindows用のハングル内蔵型エディタであるMoDnGulも、KS完成型コードのカット&ペーストには対応していないので、電子メールエディタなどとして使うことはできません。そこでこのMadangです。

 Madangの最大の特徴は、KS完成型を基本に設計されていることです。よって、KS完成型コードの入出力が無理なく行えます。さらに韓国製のハングル入力環境としては珍しく、あの禁断のMS統合型(拡張完成型)ハングルコードをサポートしているのが売りです。つまり、ハングルWindowsの標準IMEでは封印されている、あの「」も入力できるのです。
 もちろん、常用組み合わせ型にも対応していますし、DOS時代の面影を残す組み合わせ型ビットマップフォントも使えます。しかも下の画面でもおわかりのように、英文メニューもサポートしています(ただしヘルプファイルはハングルのみ、Madangにカット&ペーストすれば読めます)。

 インストーラはありませんので、適当な名前を付けたディレクトリに展開し、madang.exeをデスクトップなどにショートカットとして登録してください。
 最初に起動したら、まず[View]-[Option]を起動し、[Font]のページでフォントを設定してください。GulimCheなどTrueTypeのハングルフォントがあれば、それを使うこともできます(MS製以外のフォントでは、統合型の拡張部分が表示できないことがあるかもしれません)。
 このほか、行末折り返しやコード自動認識の設定などもできます。Propertiesのページからどうぞ。
 なお、キーボード配列は2ボル式と3ボル式(3-90?)をサポートしています。

 最近Becky!がハングルに対応しましたが、このBecky! と組み合わせてハングルメールを送る分には非常に便利です。ただし、文字列コピーの場合は文字列のあとに空白(スペース)を付けた状態でクリップボードに送ることができないので、日本語Windows上のNetscapeで検索キーワードをフォームに貼り付けたりする場合は、やや不便です。
 また、最新のパッチを当てると、編集中の文書全体を一括範囲指定して同時にコピー(クリップボードに転送)するという、Becky!と組み合わせる場合には非常に便利な機能が使えるようになります。

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kajero (韓国語・日本語・エスペラント用テキストエディタ) Ver. 1.3

 「カジェロ」ではなく「カィェーロ(エスペラントで「ノート」の意)」と読むそうです。おそらく、日本では初めてのKS完成型ハングル入力内蔵のテキストエディタではないかと思います。ただし、フォントは持っていないので、Internet Explorer 3.0xや4.0x用のMultilanguage Support (Korean)、ないしは韓国語サポートのGulimCheフォントをインストールしておいてください。もちろん、すでにインストール済みなら不要です。
 フリーソフトウェアで、作者の中村大真さんよりEHCへのファイル登録をご承諾いただきました。ありがとうございます。1次配布元はこちらです。

 ハングルはEUC-KR(KS C 5601)入力はもちろん、ISO-2022-KR(7ビット)による入力もでき、ハングル入力状態のまま日本語IMEを起動し、普通に日本語入力すればKS完成型の漢字やひらがなとして保存されます。また、エスケープシーケンスを使ってひとつのファイルに日本語とハングルを混在することもできます。
 そのほか、Unicode(クリップボードおよびファイル保存で対応)のサポートや、世界共通語であるエスペラントの入力など興味深い機能も備えています。クリップボードを介したWWWブラウザへのハングルフォーム入力用や、Becky!のためのメールエディタとしても利用できます。

 標準ではハングル入力←→英数入力のトグルキーは<F2>となっていますが、アレアハングルなど韓国製ソフトで一般的な<Shift+Space>に割り付けることも可能です。[Option] - [Customize]のプロパティを開いて[Key]タグを選び、"F2=Hangul"となっている部分を "Shift+Space=Hangul"と書き換えてください。

 なお、以前のバージョンではハングル入力時の数字と記号が全角固定となっていましたが、4月30日付けの最新バージョンでは、[Option] - [Customize]のプロパティを開いて[Key]タグを選び、"Half size chars in Hangul mode"のテキストフィールドで半角入力にしたい数字・記号を記入しておくと、ハングル入力時に半角で入力されるようになりました。この設定により、韓国製のテキストエディタとまったく変わらない使い勝手が実現されます。

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Last Update : June 2, 1998
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