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ハードディスクのブートのしくみやパーティション(領域、区画)について理解していない人、自分でパーティションを作成したり削除する方法がわからない人は、このページの内容を絶対に実践しないでください。
■ 一般的なマルチブートの方法
安全第一なら、ハードディスク空間は無駄になってしまいますが、最初のドライブに基本パーティションを2個作り、他方からはアクセスできないようにする方法をお勧めします。OS/2付属のブート・マネージャー((株)ネットジャパンの「Partition Magic」にも付属しています)か、「System Commander」(あるいはその後続製品「Partition Commander」)などのブート・ユーティリティが必要です。
「System Commander」では、ひとつのパーティションに複数のWindowsをインストールすることもできます。詳しくはSystem Commander日本語版の発売元(株)ソフトボートにお問い合わせください。
これら商用ソフトを使う方法に次いで安全度が高い方法ですが、Microsoftが開発者向けに無償で配布している、Windows 95用のマルチブート・ユーティリティを利用します。下記のURLから入手できます。
同ユーティリティを使うと、システムファイルやProgram Filesディレクトリの待避などを、自動的にやってくれます。
http://www.microsoft.com/globaldev/gbl-gen/intlboot.htm
ただし、このユーティリティは、Windows NTがインストールされていると使えませんでした。
そこで、そのユーティリティと同じ働きをさせる作業を、バッチファイルで行う方法を以下にご紹介します。
なお、手順を誤ると、既存のWindows 9xを破壊し、2度と起動できないようにしてしまう可能性があります。
!!!自信のない人は絶対に真似しないでください!!!
■ バッチファイルによるマルチブートの方法
日本語Windows 9x(Windows 95 OSR1、OSR2.x、Windows 98のいずれでもOK)がすでに入っているマシンにハングルまたはほかの言語版のWindows 9x(条件は日本語版と同じ)を入れ、バッチファイルによって両者を切り替えて利用する方法です。
プライマリ(基本)パーティションはひとつで済みますので、ハードディスクが無駄になりません。
ただし、
もちろん、ハングルWindowsの入っているマシンにあとから日本語Windowsをインストールすることも可能です。その場合は適切に読み替えてください。
1) 次のファイルを適当なディレクトリにバックアップしておく
IO.SYS (R/H/S属性付き)
MSDOS.SYS (R/H/S属性付き)
DBLSPACE.BIN (R/H/S属性付き)
COMMAND.COM
CONFIG.SYS
AUTOEXEC.BAT
2) バックアップしたファイルの拡張子を「*.JPN」などにリネームする
3) "Program Files"ディレクトリ名を、RENコマンドで次のように変更
しておく
ren "C:\Program Files" "C:\Program Files.jpn"
4) CONFIG.SYSを編集し、BILING.SYS/JFONT.SYS/JDISP.SYS/KKCFUNC.SYSを
組み込んでいる行を削除する。
CD-ROMドライブの使用に必要なDOSデバイスドライバも組み込む
(SCSI環境ならASPIマネージャなども必要)
5) AUTOEXEC.BATを編集し、MSCDEX.EXEを組み込んでおく
6) Windows 9xを終了し、再起動時にF8キーを押してWindows 9x Startup
Menuを表示させ、"Command prompt only"を選択する。CD-ROMドライブ
が正常に利用できることを確認する
7) ハングルWindows 9xをインストールする。ハングルWindowsのScandiskは
日本語ファイル名に対してエラーを出す場合があるので、Windows Setupは
「SETUP /IS」のように「/IS(Ignore Scandisk)」オプション付きで起動する
※もちろんディレクトリは日本語版とは別にしてください
※できればD:以下のドライブにインストールすることをお勧めします
8) ハングルWindows 9xのインストールと基本的な設定が完了したら、
1)と同じファイルを、1)のために作成したディレクトリにバックアップ
する
9) 7)でバックアップしたファイルの拡張子を*.KORにリネームする
10) 次のようなバッチファイルを作成する
(ここでは1)のために作成したディレクトリ名は"multboot"とします)
【JPN.BAT(ハングル→日本語Windows切り替え用)】
@echo off
echo Switch to Japanese Windows 9x
pause
attrib c:\io.sys -r -h -s
attrib c:\msdos.sys -r -h -s
attrib c:\dblspace.bin -r -h -s
copy c:\config.sys c:\multboot\config.kor
copy c:\autoexec.bat c:\multboot\autoexec.kor
ren "c:\Program Files" "c:\Program Files.kor" ←ハングルWindowsを
ren "c:\Program Files.jpn" "c:\Program Files" C:以外にインストール
copy c:\multboot\io.jpn c:\io.sys した場合は、ドライブ名
copy c:\multboot\msdos.jpn c:\msdos.sys を変更してください
copy c:\multboot\dblspace.jpn c:\dblspace.bin
copy c:\multboot\command.jpn c:\command.com
copy c:\multboot\config.jpn c:\config.sys
copy c:\multboot\autoexec.jpn c:\autoexec.bat
attrib c:\io.sys +r +h +s
attrib c:\msdos.sys +r +h +s
echo Please shutdown Korean Windows 9x and reboot.
【KOR.BAT(日本語→ハングルWindows切り替え用)】
@echo off
echo Switch to Korean Windows 9x
pause
attrib c:\io.sys -r -h -s
attrib c:\msdos.sys -r -h -s
attrib c:\dblspace.bin -r -h -s
copy c:\config.sys c:\multboot\config.jpn
copy c:\autoexec.bat c:\multboot\autoexec.jpn
ren "c:\Program Files" "c:\Program Files.jpn"
ren "c:\Program Files.kor" "c:\Program Files"
copy c:\multboot\io.kor c:\io.sys
copy c:\multboot\msdos.kor c:\msdos.sys
copy c:\multboot\dblspace.kor c:\dblspace.bin
copy c:\multboot\command.kor c:\command.com
copy c:\multboot\config.kor c:\config.sys
copy c:\multboot\autoexec.kor c:\autoexec.bat
attrib c:\io.sys +r +h +s
attrib c:\msdos.sys +r +h +s
echo Please shutdown Japanese Windows 9x and reboot.
11) 10)で作ったJPN.BATをハングルWindowsから実行すれば、次回の再起動
時には日本語Windowsが起動します。くれぐれもKOR.BATを実行しない
ように気をつけてください。
12) 日本語WindowsからハングルWindowsに切り替えるには、KOR.BATを実行
してください。くれぐれもJPN.BATを実行しないようにしてください。
以上は2種類のWindows 9xを切り替えるようにする場合にのみ適用されます。
3種類以上のWindows 9xをインストールする場合は、Program Filesディレクトリについて別途の配慮が必要です。各自で工夫なさってください。
安全性を重視するなら、やはりSystem CommanderやOS/2ブート・マネージャーなどを利用する方法がおすすめです。
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